移動体GNSSデータ取得 終盤へ

2016年10月17日に走行をスタートした移動体GNSS精密データ取得は、全12コース中10コースを終えました。

 

幸い、ここまで大きなトラブルにはみまわれず、予定していた貴重なデータの確保はもちろん、小さなトラブル解決によるノウハウの蓄積も大きな成果となりました。

 

ルート計画、機材とシステムの取付・メンテナンス、運転、データ収集監視、バックアップ、後方支援などのすべてを自社内で行いました。
これらすべての実作業は、弊社における移動体精密測位に関わるR&Dや、お客様をサポートするコンサルティング、システム開発に生かす貴重な経験としてまいります。

 

30,000kmの実走行データは、ご想像に違わず圧倒的なボリュームです。

GNSS測位は、全国高速道路では、どの区間・どの季節が弱いのか強いのか、

こうした基礎データを得ている研究や調査はまだ少ないのではないでしょうか。

 

コンサルティングとシステムエンジニアリングを生業とする会社としては、もちろん取得したデータの解析や活用にこそ、大きな関心があります。

間もなく終了するデータ収集フェーズの後を見据え、現在並行してデータの整理と加工、分析表示ツールなどの開発にも着手しました。

 

ご関心のあるお客様には、データセットと併せて分析ビューアーもご提案したいと考えております。